当社の物流は1906年、世界的な産業化の潮流の中で、横浜港から生糸を輸出する道を拓いたことから始まりました。創意工夫のもとで時代の波を乗り越え、創業から100年以上の間、物流で日本の産業を支え続けています。
現在は、取り扱う貨物の約7割が輸入食品です。「ワイン」や「大豆」といった繊細な取り扱いが求められる食品に対し、私設の埠頭をはじめとする独自設備によって高品質な保管と流通を実現しています。100年以上の歴史の中で蓄えた食品輸入の多様なノウハウを活かし、「輸入食品物流のプロ」として、その責任と誇りを胸に事業を展開しています。
昨今は、物価の高騰や社会情勢の変化などにより、非常に先行きの不透明な時代となりました。幸いなことに、倉庫業はどのような時代でも安定している力強い業界です。不安定な社会でも「いつも通り」の健やかな暮らしを提供することが私たちの仕事であり、存在意義です。
当社がこれまで選ばれ続けてきたのは、歴史の中で築き上げたお客さまからの「信用」によるものだと思います。
経営理念である「お客様のニーズに基づいた正確で迅速なサービスを提供することにより、世界の生産と消費を結ぶ重要な経済的役割を果たし社会に貢献する」ことを第一として、丁寧な貨物の取り扱いはもちろん、法令や各種規定の遵守、高品質なサービス提供と改善など、社会ニーズに沿って事業を展開してきました。そして、これからの時代に求められるのは付加価値の提供できる企業であり、信用を築き続けることがますます重要となるでしょう。
お客さまと仕事、そして仲間と丁寧に向き合い、日々を楽しむ気持ちを持ちながら、ともに先の時代へ歩んでいきましょう。皆さんと働くことのできる日を、楽しみにしています。